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2023/04/21 12:43
日本では、2016年9月3日に公開されたヨガにまつわるドキュメンタリー映画「 聖なる呼吸 」
みなさまはご覧になられましたでしょうか?
こちらは、近代ヨガの父と呼ばれるT・クリシュナマチャリア氏 ( 1888〜1989 101歳でお亡くなりになりました!) の軌跡をたどったドキュメンタリー映画です。
とてもよい映画で、
毎週開催しているヨガ哲学のクラスのなかでも、パンフレットの内容を一部ご紹介させていただきましたので、そちらをブログで復習してまいりましょう♫
4名のお子様のインタビュー記事
下の写真は、T・クリシュナマチャリア先生のお子様のインタビューです。
短い記事ですが、4名のうち3名 ( 男性以外 ) の言葉の中には「 集中 」というワードが使われています。
自分の魂に"集中"すべきだ
長女 プンダリーカヴァッリーさん ( 写真左上 )
練習中、集中していないと叱られたものです。
父は私たちに、「練習に集中しろ。先の段階に進みたければ、自分の魂に集中すべきだ。」と言い続けました。
ヨガとは"集中"すること
次女 アラメールさん ( 写真左下 )
ヨガとは集中することです。
集中しなければ「気づき」は得られません。父はその考えを徹底していました。
深く"集中"することで呼吸と動きを連動させる
三女 シュバさん ( 写真右下 )
カラダを動かすだけでは単なる運動です。
深く集中しながら呼吸と動きを連動させるのです。
ヨガにおける"集中"の重要性
短いインタビュー記事のなかで、3名が同様に、ヨガにおける "集中" の重要性について語られています。
"集中"こそが、生前まさにT・クリシュナマチャリア先生によるヨガの教えの中心だったのだろう!ということが伺われます。
女性にもヨガを広めた
このインタビュー記事でもう1つ見逃せない項目があります。それは、三男シリーバーシャムさんのところです。
三男 シリーバーシャムさん ( 写真右上 )
1930年代のインドでヨガを学べたのは、
完全に限られた人だけでした。
しかし父はその壁を取り払いました。"ヨガは万人のものだ"と。母にもヨガを禁じなかったのは、女性も学ぶ権利はあるという考えからです。
今、わたしたちが当たり前のように日常ヨガができるのは、ひとえに「T・クリシュナマチャリア」先生のおかげ。
とも言えるくらい、現代のヨガの土台 ( 礎 いしずえ ) を築かれたかたなのです。
まさに「 近代ヨガの父 」
世界2大ヨガ
ちなみにこちらは、ヨガ業界ではとても知られているお話なのですが、
世界の2大ヨガである
アシュタンガヨガとアイアンガーヨガの創始者はともにT・クリシュナマチャリア先生の弟子でした。
K. パタビジョイス ( アシュタンガヨガ )
1915〜2009 映画の撮影中だった2009年に93歳でお亡くなりに
B.K.S. アイアンガー ( アイアンガーヨガ )
1918〜2014 95歳でお亡くなりに
T・クリシュナマチャリア先生の義弟でもある
ヨガの名著 「 ハタヨガの真髄 」の著者
ヨガプロップスを考案
近代ヨガの源流
みなさんが、もしアシュタンガヨガやアイアンガーヨガをしたことがなかったとしても、
みなさんのヨガの先生は、おそらくこのどちらかのヨガを1度は経験しているはずです。
この2つのヨガは、そのくらい世界中でもっとも練習されているヨガです。
ということは、ヨガの練習生であるわたしたちはみな、
K.パタビジョイス先生、B.K.S.アイアンガー先生、そしてT・クリシュナマチャリア先生からの恩恵を必ず受けているのです。
そのほか数々のヨガの偉大な先生たちのおかげで
現代のヨガがここにあります。